CLIの使い方
はじめに
Runetaleではrunetaled
とrunetale
の2つのCLIコマンドを提供しています。このドキュメントでは、それぞれのコマンドの使い方を解説します。
2つのコマンドの違いについて
runetaled
はWireGuardを使用したP2P通信の接続とネットワークの調整、サーバーからの通信をリアルタイムで受信します。
runetale
はrunetaledのAPIにアクセスすることで、機能を提供したり様々な設定を管理します。
デスクトップアプリとモバイルアプリ
デスクトップアプリとモバイルアプリでは、この2つのコマンドを内部で実行されています。
利用可能コマンド一覧
runetale
Login
runetale login
コマンドは、RunetaleのSSOログインを行うためのコマンドです。
ログインが完了している場合は、割り振られているIPアドレスが表示されます。
ログインしていない場合、ログインを行うためのログインURLが表示されます。
Ping
runetale ping
コマンドは、Runetale独自のPingを実施するためのコマンドです。
同コマンドを用いて、たとえばユーザースペースで動作しているRunetaleのノードに対してPingを送信することができます。
通常のping
コマンドは、ホストのネットワークスタックまでパケットが到達しないため、うまく動作しないことがあります。
一方、runetale ping
コマンドは、プライベートインターネット空間でのみPingを送信、接続を確認することが可能となっています。
これは、Runetaleがユーザースペース空間で動いている限り、全てのネットワークトラフィックをRunetaleがキャプチャし、パケット変換しているためです。
Up
runetale up
コマンドはrunetaledを介さずにrunetaleを起動します。
内部的にrunetaledをrunetaleのプロセスから呼び出すことで簡単にrunetaleを起動できます。
Down
runetale down
コマンドはrunetaledを介さずにrunetaleを終了します。
内部的にrunetaledをrunetaleのプロセスから終了します。
Status
runetale status
コマンドはrunetaleのノード情報を表示します。
runetaleが起動している時に使用できます。
runetaled
Up
runetaled up
コマンドはrunetaledの起動を行います。
直接立ち上げることで、より詳細な出力を得られます。
Daemon
2つのコマンドの違いについて
現在runetale daemonはmacOSとLinuxのみ対応しています。 次のリリースでWindowsサブプロセスに対応するのでお待ちください。
runetaled daemon install
はrunetaledのデーモンを直接インストールします。
runetaled daemon uninstall
はrunetaledのデーモンを直接アンインストールします。
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